犬は玉ねぎを食べても大丈夫?犬に玉ねぎは絶対NG!中毒症状と応急対応

玉ねぎは料理に欠かせない香味野菜で、炒めると甘みが増し、煮込み料理やスープの旨味を引き立てます。人間にとってはビタミンやミネラル、抗酸化成分を含む健康食材のひとつですが、犬にとっては命に関わる危険な食品です。
生でも加熱しても毒性は変わらず、少量でも中毒を起こす可能性があります。特にカレー、ハンバーグ、スープなどの料理に混ざっていると気づかずに与えてしまうケースが多いため、注意が必要です。
犬は玉ねぎを食べても大丈夫?【結論】

玉ねぎは犬に絶対に与えてはいけません。 生、加熱済み、乾燥、粉末、加工品(ハンバーグ、スープ、カレー、ソース類)など、形状や調理法を問わず危険です。
なぜ玉ねぎが犬に危険なのか?
玉ねぎには有機チオ硫酸化合物(n-プロピルジスルフィドなど)が含まれており、これが犬の赤血球を破壊して溶血性貧血を引き起こします。 この毒性は加熱しても分解されないため、調理済みでも安全にはなりません。
- 毒素は血液中のヘモグロビンを酸化させる
- 赤血球が壊れることで酸素運搬能力が低下
- 結果として臓器への酸素供給が不足し、命に関わる状態に
犬が玉ねぎを食べた場合の症状

摂取後6〜24時間以内に現れることが多く、数日後に遅れて症状が出ることもあります。
- 嘔吐・下痢
- 食欲不振
- 元気消失、ぐったりする
- 呼吸が荒くなる
- 心拍数の増加
- 可視粘膜(歯ぐき、舌)が白っぽいまたは黄疸色
- 尿の色が赤茶色(血色素尿)
溶血性貧血が進行すると、酸素不足により失神や臓器不全を起こす危険があります。
危険量の目安
体重1kgあたり約5gの玉ねぎで中毒が起こる可能性があるとされています。 これは小型犬にとってはほんのひと口分でも危険な量です。 また、少量を複数日にわたって食べる「蓄積摂取」でも中毒になる場合があります。
もし犬が玉ねぎを食べてしまったら?
- すぐに動物病院へ連絡(食べた量・時間・調理法を伝える)
- 獣医師の指示があれば、来院前に催吐処置を行う場合もある
- 自己判断で様子を見るのは危険
- 症状が出ていなくても必ず受診
治療では催吐・活性炭投与・点滴・酸素吸入・輸血などが行われます。 初期対応が早いほど回復の可能性は高まります。
玉ねぎが含まれやすい食品例

- ハンバーグ、ミートボール
- カレー、シチュー
- オニオンスープ
- 肉じゃが
- 炒め物やソテー
- 玉ねぎパウダー入り調味料
玉ねぎを避けるための予防策
- 犬の食事には玉ねぎやネギ科野菜を使わない
- 調理中・食卓・ゴミ箱など犬が届く場所に置かない
- 加工品の原材料表示を確認(玉ねぎ粉末も危険)
- 家族全員で危険性を共有
安全な代替野菜
- にんじん(加熱して与える)
- かぼちゃ(皮・種を除いて加熱)
- さつまいも(加熱)
- ブロッコリー(小房に分けて加熱)
まとめ

玉ねぎは犬にとって少量でも命に関わる危険な食べ物です。生、加熱、粉末、加工品のいずれでも中毒を起こす可能性があり、安全な量は存在しません。 もし誤食した場合は症状がなくても直ちに動物病院へ連絡し、適切な処置を受けてください。
関連情報
- 犬が食べてはいけない食品:ぶどう、チョコレート、キシリトール
- 犬が食べられる野菜:にんじん、かぼちゃ、ブロッコリー
- 犬が注意すべき食品:チーズ(塩分・脂肪過多)、トマト(青い部分はNG)



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