【呼んでも来ない…?】「おいで」ができない愛犬へのやさしいトレーニングガイド

「うちの子、名前を呼んでも全然来ないんです…」

そんな悩みを抱えている飼い主さん、多いのではないでしょうか?

実は「おいで」は、しつけの中でもとっても難しい項目のひとつ。だけど、成功したときの喜びも大きいトレーニングです。

今回は、まったりするのが大好きなミニチュアダックスの男の子・5歳の〇〇くんのエピソードを交えながら、「おいで」がうまくいかない理由と、成功へ導くための実践的なトレーニング方法をお届けします。


「おいで」は命を守る大切なしつけ

「おいで」ができるようになると、愛犬の命を守る場面がぐっと増えます。

  • お散歩中にリードが外れてしまったとき
  • 玄関のドアから飛び出してしまったとき
  • 危険なものを口にしそうになったとき

こうした非常時に、「おいで」で飼い主のもとに戻って来られれば、大きな事故を防ぐことができます。

また、ドッグランや公園など、他の犬や人と触れ合う場所でも「おいで」ができると安心です。

  • 他のワンコをしつこく追いかけてしまう
  • 子どもにじゃれついてしまう

こうしたシーンでも、呼び戻せるスキルがあればトラブルを回避できます。これは、愛犬自身のストレス軽減にもつながり、社会の中で気持ちよく過ごすための“マナー”としても重要です。


実は難しい?「おすわり」よりハードル高めの「おいで」

「おすわり」や「待て」はできるのに、「おいで」だけはうまくいかない。

そう感じている飼い主さんはとても多く、実は「おいで」はしつけの中でも上級レベルのコマンドです。

わんわんデイズ編集部の社員犬〇〇(柴犬・4歳)も、最初は「おいで」と声をかけると逆に逃げるほど苦戦した時期がありました。

だからこそ、できなくても落ち込まないでください。うまくいかないのは“あなたのせい”でも“愛犬の性格のせい”でもありません。


「おいで」がうまくいかない3つの主な原因

1. 「おいで」=嫌なことの記憶がある

「おいで」と言った後に、病院に連れていかれた、嫌いな歯磨きや爪切りをされた、取り上げられた──。

そんな経験を重ねると、ワンコの中では「おいで」=嫌なことと結びついてしまうことがあります。

2. 合図がバラバラ

家族それぞれが「おいで」「来て」「こっち」などバラバラの声かけをしていませんか?

言葉が統一されていないと、愛犬は混乱してしまい、「何をすればいいのか」が分からなくなります。

3. 「おいで」は使う機会が少ない

「おすわり」や「待て」は日常生活で頻繁に使うため覚えやすいですが、「おいで」は日常の中で登場回数が少ない言葉です。

つまり、覚えるチャンスも少ないということ。だからこそ、意識的に練習する時間を取ることが大切です。


「おいで」トレーニング|基礎編ステップガイド

01:注目(アイコンタクト)

  • 名前を呼び、しっかりこちらを見たらスタート!
  • 見ない場合は、おやつやお気に入りのおもちゃをチラ見せしてもOK
  • 見てくれたら、うれしい声で「〇〇くん、おいで!」と呼びかけましょう

02:「おいで」のキュー(合図)

  • 最初は1〜2mの短距離からチャレンジ
  • 両足の間にスペースを作って手を差し出し、来やすい雰囲気を演出

POINT 1: 小さな成功を積み重ねて、失敗させない!

POINT 2: 合図は「おいで」に統一。家族全員で共通語を使おう

POINT 3: 足が止まりそうなら、おやつの匂いを使って足元までゆっくり誘導

03:褒める・ごほうび

  • 足元まで来たら、すかさず「いい子!」「えらいね!」と褒めてからおやつをあげる
  • 褒めるタイミングはスピードが命。来た直後に必ず褒めましょう
  • ごほうびは愛犬が“最高にうれしい”ものを用意して

POINT: 「褒め→おやつ」の順を徹底し、成功体験を強化!

04:「よし」のキューで解除

  • 「よし」「おしまい」など、トレーニング終了の合図を決めておきましょう
  • 終わったあとは一緒に遊んだり、楽しい時間を過ごして「おいで」に対する好印象を深めましょう

1回の練習は5分以内でOK。集中力があるうちに楽しく終えるのが成功のコツです!


よくある失敗とその乗り越え方

❌ ついつい距離を伸ばしすぎる

距離が長くなるほど、成功率は下がります。呼ばれたワンコが途中で止まったり、別のことに気を取られてしまうのはよくあること。

❌ ごほうびを早くやめてしまう

「もう覚えたかな」と思っておやつを省略すると、ワンコのモチベーションが急降下することも。

➡ 失敗の原因は“ワンコが悪い”のではなく、“まだ準備が整っていなかった”だけ。

「成功させるための環境をつくる」ことが、何よりも大切です。

「できるようになる」までではなく、「“楽しく”できるようになる」まで、寄り添って取り組んでいきましょう。


焦らず、愛犬と一緒にステップアップ!

「おいで」ができるようになるには、時間がかかる子もいます。

  • 最初は1歩でも来たら大成功!
  • 今日は3歩、次回は5歩…と小さく目標を分けて
  • ごほうびの質やタイミング、練習環境も見直してみましょう

大切なのは、犬目線のやりやすさを考えること

飼い主にとっては簡単な距離でも、ワンコにとっては「勇気がいるチャレンジ」かもしれません。

そんな気持ちに寄り添いながら、二人三脚で進めていきましょう。


まとめ|「おいで」は愛犬との信頼のバロメーター

「おいで」は、単なるコマンドではなく、愛犬が「あなたのもとが一番安心できる場所」だと感じているかどうかのバロメーターです。

どんなときも、楽しくポジティブな経験で終わらせること。

  • 成功体験を重ねて
  • 焦らずコツコツと
  • 愛犬の気持ちに寄り添って

そうすれば、きっと「おいで」が“喜んで走ってきてくれる魔法の言葉”になるはずです。

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