愛犬がごはんを食べない時の原因と、まず飼い主ができること

愛犬がごはんを食べない…その不安に寄り添って
「昨日までは元気に食べていたのに、急に食べなくなった…」
そんな時、飼い主さんの心配は計り知れません。愛犬にとって「食べること」は生きるための基本。食欲は健康のバロメーターといわれるほど、体調を映し出す重要な指標です。
ただし、食欲不振の原因は一つではありません。一時的な環境の変化や嗜好の問題で食べないだけのこともあれば、深刻な病気のサインである場合もあります。そして最も重要なのは、**「迷ったら必ず獣医師に相談する」**ということです。
本記事は、一般的な情報提供を目的としており、診断や治療の代わりになるものではありません。
「愛犬が食べない」という状況に直面した飼い主さんが、冷静に現状を整理し、適切な対応を取れるようにするためのガイドとしてお読みください。
これって病気?それとも別の原因?

まずは「病気以外の原因」から確認し、それでも改善が見られない場合に獣医師に相談する、という順番が基本です。以下に考えられる原因と、確認すべきポイントを解説します。
1. ごはんが愛犬に合っていない
- フードの硬さや粒の大きさ
小型犬やシニア犬では、フードの粒が大きすぎて噛みにくいことがあります。特にシニア犬は歯や顎の力が弱くなり、硬いフードを嫌がることも。
→ 柔らかくふやかしてみる、粒が小さいタイプに変えるなどの工夫が有効です。 - 口腔内トラブル
歯石や歯肉炎、口内炎などがあると、食べること自体が痛みを伴うため、フードを口にしなくなります。
→ 口臭が強い、よだれが増えているなどのサインがあれば要注意。この場合はすぐに獣医師へ相談しましょう。
2. おやつや間食の与えすぎ
「かわいいからつい…」という気持ちはわかりますが、おやつを多く与えることで食事を食べなくなる犬は多いです。
- ドッグフードを食べる前におやつで満腹になっていないか?
- 「フードよりおやつがもらえる」と学習していないか?
→ おやつは補助であり、主食は総合栄養食が基本。おやつは1日のカロリーの10%以内を目安に。
3. 嗜好性の高い食べ物に慣れてしまった
人間の食事や、香りの強いトッピングを頻繁に与えていると、ドッグフードを食べなくなることがあります。
- 「もっとおいしいものがもらえる」と思ってフードを拒否する
- 栄養が偏る危険性も
→ 「特別なご褒美」と「毎日の食事」は分けて考えることが大切です。
4. 環境や精神的な要因
犬は環境や感情に敏感です。
- 騒がしい場所で食べにくい
- 多頭飼育で他の犬を警戒している
- 運動不足でお腹が減っていない
→ 静かな場所で食事を与え、運動量を増やし、リラックスできる環境を整えてあげましょう。
5. 病気が原因の場合
病気が隠れているときは、食欲不振だけでなく他の症状も見られることが多いです。
- 下痢・嘔吐・元気がない → 胃腸炎、感染症の可能性
- 呼吸が荒い・ぐったりしている → 心疾患の可能性
- 水を大量に飲む・尿が薄い → 腎臓病やホルモン異常の可能性
- 発熱・震え・ぐったり → 緊急性が高い場合あり
➡ 24時間以上まったく食べない、もしくは他の症状を伴う場合は、迷わず獣医師へ!
飼い主ができる「3日間の行動ステップ」

- 1日目:観察
- 食欲、排泄、元気の有無を記録
- フードの種類やおやつの量を見直す
- 2日目:環境調整
- 食事場所を静かな場所に
- おやつを減らし、フードだけで様子を見る
- 3日目:改善がなければ受診
- 1日以上全く食べない、または症状が悪化しているなら即受診
- 少しでも不安なら早めに相談
療法食を検討する場合の注意

「療法食」という言葉を耳にして、自分で与えたくなる方もいますが、これは非常に危険です。
- 療法食は、特定の病気や症状に応じて獣医師が指示するフード
- 自己判断で与えると、逆に病気を悪化させる恐れも
➡ 必ず「獣医師の診断」と「指示のもと」で与えるようにしましょう。
まとめ:愛犬の「食べない」を見逃さずに

- 食欲は健康のバロメーター
- まずは環境やフードを見直し、それでも改善しなければ獣医師へ
- 自己判断せず、少しでも不安があれば早めに専門家へ相談!
愛犬の小さな変化を見逃さないことが、病気の早期発見や命を守ることにつながります。飼い主さんが冷静に観察し、必要なときに獣医師へ相談することで、愛犬との毎日をもっと安心で健やかに過ごせます。



コメントを残す